若手研究者と結婚【夫編】

601夫婦🐻🐤です。

私たち夫婦はともに博士課程を終え、妻🐤の博士在学が終わるタイミングで結婚しました。
ただ、結婚する前から半同棲生活を送っており、博士課程在籍中の結婚も考えていました。ですが、色々な側面から検討した結果、🐤の博士在学が終わるタイミングでの結婚となりました。

そんな私たち夫婦の実体験から、若手研究者の結婚について書きたいと思います。
また、夫婦それぞれの思いがあったので、別々の視点から書きたいと思います。今回は夫🐻編です。

※私たち夫婦の実体験や、私たちの周りの人から聞いた話など元に書いているので、かなり個人的な見解を多く含むことをご了承の上、読んでいただければ幸いです。

研究者の結婚適齢期っていつ?


大学卒業後ストレートで修士課程、博士課程と進学した場合、少なくとも9年間大学に在籍することとなります。

18歳で大学に入学したとしても、博士課程を終えるときには27歳。
晩婚化が進んでいるとは言え、世間一般で言うと結婚適齢期ど真ん中だと思います。

実際、学部卒業後そのまま就職した同級生が次々と結婚し始めたのも
25歳を過ぎたあたりからだったので、自ずと結婚を意識する機会が増えていきました。

ただ、🐻としては、結婚するとしたら早くて博士課程を終えてからかなと思っていました。

その理由としては大きく2つあげられます。

🐻が在学中の結婚をためらっていた理由

1.生活の不安定さ

私にとって一番ネックだったのはこれです。

博士課程を終え、学生という肩書きが完全に外れるのが27歳。
そこから本格的な社会人としてスタートすることとなるので、
自分1人でも生計が成り立つのか不透明なのに結婚なんてできるのか?と思っていました。ましてや、在学中に結婚なんて・・・

さらに、別記事にも書いていますが、奨学金という名の借金も抱えています。

古い考え方なのかも知れませんが、やっぱり「男性が一家の大黒柱として家計を支える!」という思いが私の中にはありました。
だからこそ、大学院を出たあと、ある程度生活の目処が立つようになってから…
大学院を出て働き始めて3年後の30歳頃でもいいかな、と考えていました。

大学の同級生が社会人3〜4年目で結婚した人が多くいたので、勝手に重ね合わせていました。

2.世間体

もう1つネックとなったのは、私たちの結婚が周りからどう見られるかということでした。
世間体なんて気にせず、自分たちの好きにやればいいという意見もあると思うし、私も確かにそうだと思うのですが、それでもやっぱり気になるのは『世間体』でした。

理由の1つ目と重なる部分もあるのですが、生活が安定しないうちに
結婚することを周りはどう見るんだろう?という思いがありました。

博士課程を終えたからといって、安定した就職先につけるとは限りません。
むしろ、すぐに常勤のポストに就くことができるのはほんの一握りです。

非常勤の掛け持ちをしたり、常勤であっても任期付きだったりと、決して安定した職についているとは言えない状況で、私や妻の周りの人たちは結婚を喜んでくれるのだろうかということが気がかりでした。

実際に、私の両親も生活が不安定なことや奨学金の総額を気にして
私たちが在学中に結婚することにはあまり好意的でなかったように思います。

結婚した今思うこと

『生活の不安定さ』と『世間体』という理由で、結婚するのは30歳を過ぎてからかな…と漠然と考えていた🐻でしたが、結果的に🐤の博士が終わるタイミングで結婚しました。

結婚に至った経緯としては、紆余曲折ありますが

結婚した今、思うこととしては

たとえ生活が不安定になったとしても、🐤とならずっと一緒にやっていけると思ったことがあげられます。

私たち夫婦の場合は、2人とも研究者なので、特にそう思うのですが
研究者として働くことに理解がないと、結婚生活を続けていくことは難しいのかなと感じます。

たとえば、自宅でPCに向かい研究を進めたりすることも多くありますし、いつどのタイミングで良い就職先に恵まれるかわからず、この先どこにいくかもわからない…などが挙げられます。

だからこそ、お互いに研究職に理解があるということは大きな要因だと感じています。

また、研究者という独特の世界について、🐻と🐤の親が理解を示してくれたということも大きかったと思います。

さらに、🐤の博士課程が終わったタイミングで2人とも任期付きですが
常勤の職に就くことができたことも決め手だったと思います。

ただ、今の仕事は任期付きですし、今後どうなるかわからず、生活の不安定さに対する不安は払拭されたわけではないです。

今回は、若手研究者の結婚について、夫🐻の視点から書いてみました。
この記事を書くにあたって、妻🐤といろいろ話してみると、結婚前にいろいろ話し合っていたこともあり、大きな相違はなかったですが、🐤は🐤なりに考えていたようでした。

男性側の意見として書いてみましたので
こんな風に考えて結婚した人もいるんだなと参考程度に読んでもらえたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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