若手研究者と結婚【妻編】

601夫婦🐻🐤です。

私たち夫婦はともに博士課程を終え、妻🐤の博士在学が終わるタイミングで結婚しました。
ただ、結婚する前から半同棲生活を送っており、博士課程在籍中の結婚も考えていました。ですが、色々な側面から検討した結果、🐤の博士在学が終わるタイミングでの結婚となりました。

そんな私たち夫婦の実体験から、若手研究者の結婚について書きたいと思います。
また、夫婦それぞれの思いがあったので、別々の視点から書きたいと思います。今回は妻🐤編です。

※私たち夫婦の実体験や、私たちの周りの人から聞いた話など元に書いているので、かなり個人的な見解を多く含むことをご了承の上、読んでいただければ幸いです。

結婚時期について考えていたこと

🐻は結婚するなら早くて博士課程を終えてからと思っていたと言っていたのですが
🐤は正直出来るものならば早く籍を入れたい何なら学生結婚でもいいと思っていました笑
🐻とは対照的ですね笑

なぜ🐤が🐻とは対照的にすぐにでも結婚したいと思っていたかと言うと、元々の結婚願望の高さと元来の楽観的な性格が大きな理由だと思います。
結婚するに当たって考えていたことについて、大きく3つに分けて書いていきたいと思います。

1.子どもについて

もし博士課程を終えてから職が安定してから結婚するとなると、いつになるか分かりませんし、遅くても30歳になる前に第1子が欲しいと思っていたので、職が安定するまで待てないと思っていました。
また、子どもが出来る前にどこかの大学に🐤の就職が決まった場合、産休・育休で休まねばならなくなりますし、任期ありでの就職となった場合、産休・育休が取れるかも分からない…
となると、先に子どもを産んでしまってから就職した方が良いのでは?とも思っていました。

また、子どもが出来る前に、夫婦2人で過ごす新婚生活を楽しみたい、と言う個人的な憧れがあり、もしも30歳目前で結婚したとすると、結婚してすぐに妊活を始めることになるため、その点を逆算して、それならば遅くても27歳、つまり博士課程を終えてすぐに結婚したいと思っていました。

2.生活の不安定さについて

生活の不安定さについては、収入面の不安定さと就職先の不透明さと言う2つの側面がありますので、それぞれ分けて書いていきたいと思います。

①収入面の不安定さ

この点については、正直かなり不安でした。
しかし、生活が不安定であることについては、結婚していようと無かろうと変わらないことなので、それならば結婚して2人で頑張っていけば良いだろうと思っていました。

また、奨学金返済が私たち夫婦には必然的にのしかかってくることになりますが、本当に生活が困窮した場合、返済を一時的に停止することも出来ますし、私自身の価値観として、生活が立ち行かなくなってしまってまで研究を続けたいとは思っていないので、いざとなったらバイトでも何でもして食べていこうと思っていました。

②就職先の不透明さ

研究者と言う職業柄、良い求人があり運よくそこに就職することができれば、どこに行くことになるかは分からない…となる可能性が高いことが不安要素としてあげられます。
そうなった時に、個人的に「彼氏が就職した県に行く」のと「夫が就職した県に行く」のではだいぶ意味合いが違うと思っていましたし、結婚していない状態で相手について行くのは何だかリスキーだなと思っていました。

ですので、収入面での生活の不安定さについては“どうにかする”と言う意気込みであったということと、就職先の不透明さについては“「彼氏」と言う立場の人について行きたくはない”という意気込みであったため、結婚の時期はなるべく早い方が良いと思っていました。

3.価値観について

今まで2つは“早く結婚したいと思っていた理由”でしたが、これに関しては“🐻と結婚したいと思っていた理由”になるかと思います笑

🐻と結婚したいと思っていた理由の大きな要素が、研究者であることに対して理解してくれているということでした。

(このことは🐻も書いていたので、そこは私たち夫婦が結婚するにあたって重要な要素だったことが分かりますね笑)

身も蓋もないことを言いますが、“研究者であることに対して理解してくれている”という所に関して、🐤によって大きな割合を占めていたのが「家事」です。

5年に1回厚生労働省が行っている調査では、2018年時点で、家事の8割を女性が行っており、たとえ妻が常勤であっても、6割以上の世帯で妻の家事分担割合が8割を超えています。(引用:第6回全国家庭動向調査

だいぶ時代が変わりつつあるとはいえ、世間一般では、まだまだ“女性が家事をする”という考えが主流であるという中で、平日の夜や休日にパソコンに向かう妻というのはなかなかいないのではないかと思います。

私の周りで非研究者の男性と結婚した女性研究者の先輩方が、「結婚して家事の負担が増えてしんどくなった」や「結婚して研究する時間が減った」と愚痴をこぼしたり、「研究が大変なときは実家でご飯を食べている」と話したりしていたため、“こんな優秀な先輩方が家事が大変ならば、要領の悪い私はもっと無理だ…”と思っていました。
そのため、結婚するならば家事が出来る男性がいいと思っており、🐻はなんと!家事が出来る男性でした笑

🐻は料理は苦手ですが、私は料理は好きなので、そこのバランスがとても良かったことと、自然と一緒にパソコンに向かって研究作業をしたり、研究についてディスカッションしたり、研究活動に関してお互いが良い刺激になっていたことの2点が🐻と結婚したいと思っていた理由でした。

おわりに

以上、長くなってしまいましたが、🐤が結婚について考えていたことです。
(今回書いたことは🐻に結婚前に話していることですのでご安心?ください笑)


ほとんど🐤個人の価値観の話になってしまったため、あまり参考にならないとは思うのですが、とある女性若手研究者が結婚について考えていた一意見として、“こんな考え方もあるんだなぁ”程度に読んでいただけたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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