601夫婦🐻🐤です。
今回は、奨学金の返還免除を目指す大学院生の方に向けて
私たちの経験から、奨学金返還免除制度について書きました
この記事は、実際に約750万円分の返還免除となった私たち夫婦の実体験を元に書いています。
興味があれば、こちらもご参照ください。
目次
返還免除を得るためにしなければならないこと
奨学金の返還免除を得るために、必ずしなければならないこと
それは研究で優れた業績を残すことでも、ノーベル賞級の発明をすることでも
はたまた指導教員に気に入られることでもありません。
提出期限内に申請書類を揃えて提出すること!!
こんな風に書くと「当たり前やん…」と思われるかもしれませんが
本当にこれが大事なんです!
奨学金返還免除の申請書類は準備するのが地味に面倒な上に、
大学によって異なると思いますが提出期限は1月末前後。
そう、おそらく修士論文など論文の締切と重なってしまうんです。
そのため、申請書類を作成する段階で諦める人が一定数います。
実際に、私たちのまわりにも論文にいっぱいいっぱいで、申請書類の提出を諦めた人がいました。
当たり前の話ですが、申請書類を提出しなければ、免除されることはありません。
そのため、返還免除をねらう人は、期限内に申請書類を提出できるよう、論文執筆と並行して書類の準備も進めなければなりません。
私たち夫婦の場合も、本当に大変でしたが、あの時期多少無理してでも頑張って申請書類を準備したおかげで、2人で合計して1300万円近く残るはずだった奨学金の返還額が半分になりました!
毎月毎月の返還額は変わらないですが、返済年数は半分です!
たとえ全額免除にはならなくとも、半額免除にでもなれば、儲けものです。
申請書には何を書くの?
では、申請書類には何を書かないといけないのか?
申請書類にリストアップされている項目は以下の10項目です。
- 学位論文その他研究論文
- 大学院設置基準第16条に定める特定の課題についての研究の成果(修士課程の修了要件に関する事項のため、博士(後期)課程は非該当)
- 大学院設置基準第16条の2に定める試験及び審査の結果(博士前期課程の修了要件に関する事項のため、博士(後期)課程は非該当)
- (専攻分野に関連した)著書、データベースその他の著作物(1及び2に掲げるものを除く。)
- 発明
- 授業科目の成績
- 研究又は教育に係る補助業務の実績
- (専攻分野に関連した)音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績
- (専攻分野に関連した)スポーツの競技会における成績
- (専攻分野に関連した)ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績(公益の増進に寄与した研究業績)
これら10項目に関する業績が免除判定の基準となります。
(※これらの項目は年度によって変わる可能性があるので、参考程度にご参照頂き、申請される際は指定されたフォーマットを元に作成して下さい)
返還免除の仕組みって?
以下のデータをご覧ください。
このデータを見ると、推薦された人のほとんどが免除されていることがわかります。免除者の3分の1が全額免除、残る3分の2が半額免除となっているようです。
要するに、大学から推薦されれば、かなりの高確率で返還免除を受けることができるようです。
つまり、奨学金を借りている全国の大学院生がライバルとなるのではなく、同じ大学の同じ専攻(もしくは研究科や学府など)の同学年の大学院生がライバルになります。
そして、その評価基準となるのが、先ほど紹介した10項目になります。
今回は、奨学金返還免除の必須条件について書きました。
奨学金の返還免除を目指す人や大学院進学を検討している方にとって
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。