601夫婦🐻🐤です。
今までは奨学金返還免除のための方法などを紹介してきましたが、
今回は、機関保証制度について書きます。
私たち601夫婦は、学部の時は人的保証を利用して奨学金を借りていましたが
大学院以降は機関保証を利用して奨学金を借りました。
私たちも機関保証を利用するか人的保証を利用するかで迷ったので、同じように迷っている人の参考に少しでもなれば幸いです。
この記事は、実際に約750万円分の返還免除となった私たち夫婦の実体験を元に書いています。興味があれば、こちらもご参照ください。
目次
保証制度の概要
奨学金を借りる場合、人的保証か機関保証のどちらかを選択しなければなりません。
それぞれの制度については以下のようになっています。
奨学生本人が返済を怠った時に
人的保証の場合は【連帯保証人】→【保証人】の順で返済責任を負います。
機関保証の場合、保証機関が代わって返済し、その後保証機関から奨学生に返済の請求があります。
つまり、
人的保証は、返済責任を連帯保証人や保証人などの親族も負うことになり、
機関保証は、保証人を立てずに保証料を支払うことで、返済責任を最後まで自分自身に課すこととなります。
私たち夫婦の場合は、学部の時は親族に保証人になってもらいましたが
大学院で借りた分についても保証人にお願いするとなると額が大きすぎ
頼むことすら気が引けてしまい、親と相談して機関保証を選びました。
保証料ってどれくらいかかる？
保証料は借りている金額によって異なるので一概には言えませんが、
大体、借りる額の2％前後ぐらいだと思います。
私たち夫婦の場合、博士後期課程の奨学金を満額借りていたので
総額 ￥4,392,000 （月額￥122,000 × ３年間 ）を借りましたが
保証料として３年間で🐻は総額17万円程度、🐤は総額20万円程度が引かれました。
このように、🐻と🐤とで金額が異なるのは、
保証料は年度によっても異なるからです。
保証料は毎月の貸与額から引かれるため、毎月の振込は保証料を差し引いた金額が振込まれます。
返還免除になった時に保証料はどうなる？
返還免除になった時に保証料はどうなるか
私たち夫婦の博士課程の奨学金を例に紹介します。
先ほど紹介したように
私たち夫婦の場合、🐻は総額17万円程度、🐤は総額20万円程度引かれていましたが、
この保証料は、奨学金返還免除となると返金されます！
ただし、全額免除か半額免除かで金額や振込時期が異なるようです。
日本学生支援機構（JASSO）のHPには以下のように記載されています。
Q.機関保証制度を利用していますが、全額免除または一部免除（半額免除）の認定を受けた場合、保証料はいつ頃返してもらえますか。
機関保証制度を利用されている方への保証料をお返しする時期は、全額免除または一部免除（半額免除）の認定により異なります。
日本学生支援機構HPより引用
全額免除の認定を受けた場合、特に優れた業績による返還免除の認定通知を受領した時から約2か月後にお返しします。
一部免除の認定を受けた場合、残額を返還後に返還完了通知を受領した時から約2か月後にお返しします。いずれの場合も、機関保証業務実施機関である公益財団法人日本国際教育支援協会から、返還を予定していた振替用口座（リレー口座）へ振り込む予定です。
支払った保証料のうち、どれくらいの金額が返ってくるのかについては
保証料の計算がややこしく、また年度によって保証料が異なるため一概には言えないのですが
全額免除となった🐤の場合
約18万円分の保証料が返金されました。（支払った保証料の9割弱）
ちなみに、HPには『返還免除の認定通知を受領してから約２ヶ月後』に返金
と記載されていますが、🐤の口座に振込まれたのは約３ヶ月後でした。
半額免除の場合、保証料が返ってくる時期は全額免除の場合と異なり、
残額を返済後、返還完了通知を受領してから２ヶ月後の返金となるようです。
つまり、
全額免除の場合は、認定通知が届いてから約２ヶ月に保証料が返ってきますが、
半額免除の場合、残額を全額返さないと、保証料が返ってこないと言うことですね。
（🐻は半額免除の認定通知を受け取った２ヶ月後に保証料が返金されると勘違いしており、３ヶ月経っても振込まれず、そこではじめてHPを確認して気づきました笑）
🐻の場合、残額は返済中なので、保証料が返金されるのはもうしばらく先になりそうです。
今回は、機関保証制度を利用するかどうか迷っている方に参考になればと思い、
機関保証制度を利用した私たち夫婦の経験に基づいて書きました。
奨学金返還免除を目指す方にとって少しでも役立つ記事となっていれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
